惠みの唄
こんばんは☪︎
昨年12月13日に私の実母が亡くなりました。
本日は四十九日です。
亡くなる前に母から「ネックレスが欲しい」と
オーダーを受けていました。
これは母への最後のとんぼ玉作品です。
作品名は母の戒名の一部をいただき
『惠唄』と名付けました。
母は明るく、
そして少し自分に自信のない人でした。
その自信の無さを克服するために
自ら勉強したり、成長しようと努力する人でした。
ご飯を食べることが大好きな人でした。
そして、ゴスペルやカラオケ、
歌うことが好きな人でした。
私たちが戒名を決めるときも
「歌う」今の漢字を入れて欲しいと言い、
会場でもゴスペルを流してもらいました。
二十歳から養護教諭として働きながら、
三人の母として見守ってくれました。
55歳で母は悪くしていた心臓が原因で
私達に最後の言葉無く逝ってしまいました。
『惠唄』はピンクとラベンダーを中心に
作りました。
母がよく私にオーダーする時に買う色のピンク
母の葬式関係のもの(お骨入れの袋や遺影の額縁など)を父がラベンダー色に統一していたので、
印象的なこの2色を使いました。
メインの玉は歌をイメージしたレース模様に
リズミカルに打った点で模様をつけました。
作った玉は全部で55個。
ネックレスとしては短めです。
今は母の遺影の前に飾ってます。
私は「形のないものをとんぼ玉に」
という言葉を使います。
四季や街、自分の推しの概念など
形のないものをとんぼ玉として形作ることを
よくしています。
生きてる人は体という形があります。
しかし人は死ぬと体を失い、
生きてる人の思い出の中の存在となります。
母は死んで形のない存在となってしまいました。
この作品を作りながら、
これは母を再び形作る行為だと思いました。
私の中に残る母の思い出をこめながら
母をイメージしたとんぼ玉を作る。
作りながら不思議な気持ちになりました。
母は私の最大の支援者であり、
最高の母でした。
未だに寂しさや悲しさがあります。
それでも前に向かって
進んでいこうと思っています。
これからも頑張ります。
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