り・ひろさ季-春-

2021年3月20・21日開催の『どどまんなか展』にて発表した新作です。

タイトルは「り・ひろさ季-春-」

「り」には二つの意味を込めました。

一つ目は「Re」……再び 二つ目は「離」……離れる

ひろさ季シリーズ」は以前も作った作品群です。

弘前を離れ、一年。離れてから思い出し、再び作る弘前の春。

そうした意味を込めてタイトルをつけました。

弘前での七年間は私にとって非常に大きな存在となりました。

私にとって春の景色は既に弘前のあの桜咲く世界へと変換されたのです。


澄み渡る青空に舞い散る桜の花びら

煌々と輝く夜空の青と夜桜のピンク色の対比

初めて見てこんなに美しいものがあるのかと感動した桜の絨毯

そして様々な桜、桜、桜……


今も思い出すあの春の景色

思い出すたびに恋しくなる桜たち

それらをガラスに閉じ込め、たくさん作り、

桐の小箱に宝物のようにしまい込みました。

桜の花も全てガラスで作り、閉じ込めました。

メインとなる大玉は「弘前の七桜」のように七つの桜を置きました。

七桜とは、弘前に咲くと言われている伝説の桜です。7 つの花が咲くものもあります。

『七桜を見つけた夜に見た夢は、そっくりそのまま叶う』とも言われています。

引用元:http://www.city.hirosaki.aomori.jp/city_promotion/100stories/2014/03/post-60.html

弘前での思い出は、普段の生活では

心の中にしまいこみ、時折思い出す大切な思い出です。

そんな大切で、美しい思い出を作品にしてみました。

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